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今に残る「源平盛衰記」

900年もはるか昔の怨念がこの現代に残っていると
言うと、ビックリされるでしょうが  あります!

余部鉄橋を通る国道から脇道を折れて、つずら折れの細い
脇道を15分ほど走るともうこれ以上道のない突き当たりが
「平家落人、伝説の村 御崎(みさき)」です

「壇ノ浦の戦い」(1185年)に敗れた、平 教盛ら一門がたどり着いた
所との伝承が残っています。
 教盛の居宅が六波羅の門のそばにあったことから「門脇宰相」
(かどわきさいしょう)と呼ばれていたそうで、ここの住民の方々の
苗字は圧倒的に門脇さんが多いです

今朝の「日本海新聞」からです
御崎2
「百手(ももて)の儀式」と呼ばれる伝統行事です
地区の若者が源氏に見立てた的に101本の矢をいて先祖の
恨みを晴らす儀式です

いつもは雪深い土地ですが、今年は少なくて見物客も
多かったようです
行った方はご存じでしょうが、確かに御崎は落人が隠れ住むには
うってつけの場所ですね
昔は1本も道路が無かったそうで、往来は山越えか小舟で余部の浜か
この浜坂に行くしか無かったそうです 
門脇さんは珍名さんですが、浜坂には結構有ります

浜坂の東端にある「三尾地区」(みお)にも落人伝承があって、
平家の赤旗が今も現存しています
落人伝説地区はどこも険しい場所にありますが、
この御崎は長年海沿いに住む私でもとっても住めないような
場所です
日本海の荒波と冬の突風が遮るもののない、すぐそこが
断崖というそら恐ろしい場所です
一般と違うのは墓石もです。ここの墓はみな表を海に
向けています。
何でも言い伝えによると戦いに敗れた先祖が
「いつかは京に帰りたい」と時が来たらすぐ船出できるように
願ってそうしているそうです

田んぼもほとんど畑もない地区ですが、ここの「平家そば」は
絶品です。
ついている岩のりがこれまた超美味で、絶壁から取った天然ものです
そば好きの方は調べて行きて見てください
そば大好きな私が今まで食べた中の一番美味しかった
そばでした
ご訪問、ありがとうございました

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プロフィール

田舎のメダカ

Author:田舎のメダカ
山陰・但馬の浜坂港は知ってる人は知ってるし、
知らない人は知らないけれど、実は「松葉がに」の
水揚げ日本一なんです。
この道35年の私が松葉がにを始め、日本海の魚の
裏話をお教えします。

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